私がニコニコ動画に投稿しているマイクラ初見実況の補足や裏話、個人メモなどをまとめる。
今回は第6回、前回の記事はこちらだ。
この回はガッツリ検証シリーズその1、一部のアイテムと水流についての調査を行った。
アイテムについては大半よく分からず終わってしまったが、水流は色々と分かったことがあった。
それについて、振り返っていこう。
先に動画を見てもらった方が楽しめると思うので、よかったら先に以下を見てくれると嬉しい。
アイテム検証
さて、まずはアイテムの検証から。
今回試そうと思ったのは以下の12個だ。
- 大釜
- ジュークボックス
- 鍛冶台
- 機織り機
- 樽
- 音符ブロック
- コンポスター
- 燻製機
- ディスペンサー
- ドロッパー
- ホッパー
- ピストン
これで、具体的にどんなものか分かったものだけまとめていこう。
鍛冶台
まずはこれ、鍛冶台。
まあ、実はこの回の中ではあまりよくわからなかったのだが…だいぶ後、Part17にてその正体が分かった。
その時に詳細は書くが、ダイヤ装備をとある別の装備に強化するための作業台のようだ。
それ以外の使い道は…あるとしたら、まだ見つかっていない。
樽
二つ目、樽。
これはチェストの代わりに使えるもののようで、中にアイテムを保管できる。
また、チェストのようにとなりの樽とくっついたりはしない。
…他に違いはあるのだろうか。
あるとすれば、チェストは上に開くが樽は引き戸のようで、周囲に別のブロックがあっても大丈夫、くらいだろう。
建築の幅は広がるかもしれない。
コンポスター
三つ目、コンポスター。
これは結構明確に用途が判明し、肥料を作るための作業台のようだ。
食べられるアイテム(他にもあるかも)を入れると、中身が増えていく。
満タンまで入れた状態でクリックすると、骨粉が飛び出てくる。
この骨粉が、どうやら植物の育ちを早める肥料らしい。
実際苗木に使ったところ、緑色のキラキラしたエフェクトが出たのでほぼ間違いないだろう。
燻製機
四つ目、燻製機。
名前からなんとなく想像ついていたが、食べ物専用のかまどっぽい。
燃料の消費量や1個燃やすまでの時間は…検証していないので、かまどと異なるかは厳密には分からない。
それも、またどこかで試してみよう。
ディスペンサー
ここからは作業台というより装置系。
五つ目のディスペンサーは、アイテムを使用してくれる装置だ。
例えば、中に矢を入れてスイッチの信号を送ると、矢を発射してくれる。
これだけだと何に使うのか、と思っていたが、後にこれが大活躍することになる。
ドロッパー
六つ目のドロッパー、今度は拾える状態のアイテムを投げ出す装置。
同じく矢を入れてスイッチの信号を送ると、今度はアイテムとしての矢をドロップする。
ディスペンサーと非常に見た目が似ており、未だにどっちがどっちかよく分からなくなる。
ホッパー
七つ目のホッパー、これは動作が分かった時結構感動した。
上でアイテムを拾い集め、下にチェストなどを繋げると自動で搬出してくれる装置だ。
これも最初はよく分からなかったのだが、ディスペンサーと共に活躍してくれることになる。
また、これは動画にはしていないが、かまどやチェストと連結することで、中身がある限り延々と燃やし続けてくれる装置が作れることにも気づいた。
このおかげで、食べ物や木炭にはしばらく困っていない。
ピストン
最後、ピストンはもうそのままだった。
信号を入れると、押し出す。
信号を切ると、引っ込む。
…いまだによく使い道が分かっていない。
水流調査
お次に、水流に関することを色々と調べてみた。
動画では次のPart7冒頭でも振り返り、その時にようやく目的も話していたのだが、こちらでは先に書いておこう。
これは、農作物の自動収穫装置を作ろうとしていたのだ。
その設計は次回に書くとして、ここではやったことと分かったことをまとめていこう。
ちなみに、ここから3つの用語を使い分ける。
一つ目、設置した水(=バケツで回収できる水)のことを水源と呼ぶ。
二つ目、水源から広がる部分のことを水流と呼ぶ。
三つ目は検証の中で定義しよう。
水源からの水流の広がり方
まずは平地に水源を設置し、水流がどの程度広がるかを調べてみた。
方法はシンプルで、そのまま設置してみて、広がったマスを数えた。
この結果は、縦横移動を1マスとして、7マスの範囲に広がる。
この距離の数え方のことを、マンハッタン距離と呼ぶ。
ちょっと数学的な話になり、私自身数学が好きなので厳密に定義してみよう。
xy平面上にある2つの座標\((x_1, y_1)\)、\((x_2, y_2)\)について、以下の式で定義される値のことをマンハッタン距離と呼ぶ。
$$|x_1 – x_2| + |y_1 – y_2|$$
ちなみに、通常の直線距離は以下の式だ。
$$\sqrt{(x_1 – x_2)^2 + (y_1 + y_2)^2}$$
今回の水流のように、中心を0(=水源)とした時のマンハッタン距離が7までの範囲(=水流範囲)を図で表すと以下の通りだ。
これが、平らな場所での水流の広がり方だ。
流れる範囲を制限した時の水流距離
次に、四方ではなく一方だけに道を伸ばした時、水流の範囲が広がるかを試した。
方向が4分の1になるので、より伸びてくれないかと思ったわけだ。
結果だが、距離は変わらず水源からマンハッタン距離7ブロックまで。
…まあ、これは想定と違ったわけだが、そこまで影響もなかったのでいいとしよう。
段差を降りた時の水流距離
三つ目の検証、水流が段差を降りるとどうなるか。
そもそもこれを検証しようと思ったきっかけなのだが、地下探索を行っていたとき、上から水が流れ落ちている場面をよく見かけていた。
そのとき、水が流れ落ちたところからさらに広がっているように感じたのだ。
ここで3つ目の定義、水流の段差を降りた個所を水流源と呼ぶことにする。
この水流源からの水流の範囲をここで検証した、というわけだ。
この結果、水流源からも水源と同じく7ブロック分広がることが分かった。
水流の分岐
最後、1つ上の内容と組み合わせるために、水流を分岐させるとどうなるかの検証を行った。
水源からの水流を2か所に分岐させ、それぞれで段差をつくると、その両方とも7ブロック分伸びてくれるのか、という内容だ。
これができれば、1か所の水源でやりようによってどんな範囲でも水を流すことが可能となる。
ということで検証してみると、見事両者とも7ブロック分。
これで、自動収穫装置の準備が整った。
追加検証してみたい内容
さて、ここからは記事を書いている段階で気になったことだ。
まだ検証もしておらず、どこかでその内容をお見せできればと思っている。
まず、今回の検証では完全な平地と1方向への制限しか行っていなかった。
では、途中にブロックを置いてみたらどうなるのだろうか。
先ほどは式で定義したマンハッタン距離だが、やはり処理としては水源から少しずつ広がるように行われているように見える。
つまり、水源や水流にはその箇所の水量のような数値が存在しており、それで次に広がる範囲が決定しているのではないか、という推測だ。
これを検証するためには、水源を平地に置き、その四方直線状のいずれかに1つだけブロックを置く。
そうすると、その先だけ流れる範囲に違いが出てくるのではないだろうか。
図にすると以下のようなイメージ。
ちなみに、置くブロックが1つだけなら、それ以外の個所はどこに置こうが範囲は変わらないはず。
また、2ブロック以上の場合、斜めに隣接したりすると変わるかもしれない。
これについては、若干違うような気もする。
…まあ、これが分かったからなんだという内容だが、検証自体も難しくないのでどこかでやってみよう。
もう一つ、段差周りの挙動も気になるものがある。
この水流の範囲に段差があるとき、どうもこれまでの内容とは異なる動きをするようなのだ。
これについては推測すらできておらず、色々試してみるしかない状態だ。
一応、周囲に段差があるブロックの水流は、その段差方向にしか伸びなくなるのではないか、とも思ったのだが、それだけだと説明がつかない挙動も見かけている。
こちらは、もし何か分かれば自動収穫装置の簡略化につながる可能性もあるので、ちょっと挑戦してみようかな、と思っている。
土の湿る範囲
1つ忘れていた。
このタイミングで、農業のために土がどの程度の範囲湿るかも検証していた。
これが分かれば、農地を効率よく使うことができる。
やり方はシンプル、ある程度の大きさの土を並べ、中央に穴を開けて水源を設置。
周囲の土も耕し、少し放置してどの程度湿るかを調べるだけ。
その結果、こちらは水源を中心とした9×9マスが湿ることが分かった。
…水流の広がり方と異なるのが気になるが、まああまり気にしないようにしよう。
コメ返し
今回は進捗の達成が無かったので、そのままコメ返しをしていこう。
まずはアイテム検証パート、大釜について。
- 巨釜って1.17で使い道増えたし本当にいろいろでける
…上に書いておらず、ここではイマイチ分からなかった大釜なのだが、色々できるらしい。
この後、一応水は溜めれることを発見しているのだが、恐らくそれだけではないのだろう。
下に松明やたき火などを設置して煮物とか作れないかなと思ったのだが、それも無理だった。
料理ではなさそう…?
次にちょっと飛んで、装置系のお話。
素材にレッドストーンを使っているという話をした辺りのコメントだ。
- これはヒントになっちゃうかもなんですけど、クラフト画面の画面左にあるタブの意味を考えてみると良いかも
- 赤石関連を調べずに使いこなすのはちょっと無理そうだが… まあ頑張れ
一つ目、言われて確認したところ、アイテムの種類を大雑把に知ることができた。
レッドストーンのアイコンもあり、そこに装置系が集まっていた。
それと関連付けて、再度検証してみるのもよさそう。
二つ目、使いこなすまではいかないが、一応今は頑張っている。
とはいえ、凝ったギミックのようなものは苦手なので、論理回路方面で頑張るとしよう。
進んで、ディスペンサーの検証時に隣にスイッチを置いていたところに対するコメント。
- これは仕様の話だけども、スニーク状態(シフトキーでしゃがむ)しながらだとインベントリ開かずアイテム設置できるぞ チェスト系の横に何か置く時便利
この指摘には助けられた。
それまでどうしたものか、と思っていたことができるようになった。
こういう、例えば説明書に書いてありそうな操作の仕様コメントは大歓迎なので、是非教えて欲しい。
さすがにそれは基本操作…ブレワイで言えば「Xでジャンプできるよ」とか「Yで攻撃できるよ」という内容で、ネタバレも何もないだろう。
まあ、同じくこの回のコメントで「インベントリ開かなくてもアイテムスロットから直接ものを投げれるぞ というか他にも基本操作もいろいろあるから設定のキーコンフィグ見れば発見あるかも」と頂いており、それも一通り確認したので今はもう大丈夫だと思うが…見落としの可能性も否定しきれない。
ホッパー検証時に頂いた1文字の「Q」というコメントも同じく助かった。
さらに、その派生でインベントリ画面でカーソルを合わせ、「Ctrl」+「Q」で1スタック投げれることも発見。
これ以降、整地や採掘で大量発生した丸石や砂などを溶岩に投げ入れるのが楽になった。
最後、水回りの検証終わりかけのコメント。
- マイクラ流体力学はここからが本番・・・
そんな分野があるのか…と思ったが、確かに条件が複雑で検証のしがいがある。
全てを把握するのは難しいと思うが、できるところまでやってみたい。
そして、その答え合わせも楽しみだ。
おわりに
今回は検証メイン、これがそのまま次回まで続くことになる。
アイテム類は未だ不完全な部分も多いが、のちに分かることも少しずつ出てきている。
そのあたりは、またその時に。
次回は、このまま水流の検証内容を使い、自動収穫装置を作成することになる。
また、それを少し改良するために、ついにレッドストーンにも手を出す。
コメントでもたびたび頂いているが、私は気になったらとことん調べたいタイプなので、その題材としてレッドストーンは優秀すぎた…
その結果が、ブログでやっている電卓を作ってみようのシリーズだ。
もし気になる方がいらっしゃったら、そちらでもネタバレはご遠慮願いたいが見てくれると嬉しい。
さて、次回に関する記事は公開したらここにリンクも貼ることとしよう。
動画はすでに投稿してあるので、こちらも見てもらえれば幸いだ。
今投稿しているところまではサクサク記事も更新していくつもりなので、よければまた見に来て欲しい。
それでは。
2022/07/06 Part7の裏話更新。